し尿収集容量表示計の製品です。
従来の収集量計測器としては流量計や計量器などがありますが、し尿の粘度や異物の混入等による誤差と、計測に時間がかかる事が問題視されています。これらの問題点を解消し、し尿処理業務をスムーズにする計測器がこの「環太郎」です。
「環太郎」は傾斜センサーと液面計を使用した画期的な計測器として当社が独自開発し、特許を取得。
平成6年から稼働し、さまざまな改良を重ねました。
「環太郎5号」は安価で、精度の高い製品としてご提供します。
ボタン一つで計測出来ます。(約10秒で収集量表示)
空気/ 液体分離タンクや計量器のロードセル不要。
出張取り付けで検査完了まで約半日。
特殊タンクや流量計、ロードセルなど不要でシンプル。
また、ご予算に応じてオプションを追加出来ます。
オプション・・・納品書の印字、顧客管理データ等。
粘度や異物、真空、加圧、坂道など関係なく精度良く計測出来ます。
振動やタンク・車両・ホースなどの自重による誤差が生じません。
(誤差1 ~ 2% 以内)
操作は簡単。収集完了で計測ボタンを押すと約10秒で収集量表示。
完了ボタンを押すと自動的に納品書を発行します。
残量ボタンを押すと残りの収集可能量の確認が出来ます。
ボタン一つでどなたでも定期点検調整が出来ます。
万が一故障の場合は部品交換して、調整はボタン一つで出来ます。
「環太郎」は傾斜角度と液面の高さ、そしてタンクの形状から収集量を測定します。
まず、坂道や道路の段差などの影響で発生する、バキューム車のタンクの傾斜角度を傾斜センサーで検知。
タンク内部の液面の高さは液面計で検知します。
次にこれらのデータを、予め(取り付け時)タンク形状寸法を入力した収集量表示計の内蔵コンピュータで計算し、正確かつ速やかに収集量を表示。
伝票発行までを行う、極めてシンプルな計測器です。
※全体の計算式を含むシステムとして、当社は特許を取得しています。
振り子式のセンサーをオイルケースの中に入れ、傾斜で振り子の角度を検知します。
オイルが入っているので摩耗はなく、安定して精度良く検知出来ます。
右図のP1 は空時の圧力、P2 は液面の圧力がかかっています。タンク空時はP1=P2 となり、空の信号が液面計から送られます。
し尿が入るとP1<P2 となり、液面の高さに応じて波立ちに関係なく1mm 以内の精度で検知します。